この頭痛さえ愛おしい
メンタルがやられているときは、無気力感や思考力の欠如などに加えて、視界が狭くなっていることが多かった。これは、メンタルの良い時期と悪い時期を幾度か繰り返し経験したからわかったことだ。
調子がいいと、空は広いし輪郭は明確だし色は鮮やかで世界が美しく見える。
今日は非常に調子が良くて、色んなものが見えるようになり、色んなものが聞こえるようになって、それにまつわる事柄を考えることができた。(ほとんどは非常にどうでも良い、まさにこのブログの内容のようなこと。)
半日ほど外出していて、夕方には頭痛がしていた。頭痛止めを持ってくるのを忘れていたことに気づき、久し振りに起こったのだとわかった。
これは、目や耳が外界の刺激を正確(か過剰)に受け取っていることを示している。痛みさえ嬉しく思えるのかと、かつての自分、あまりにも遠かった自分を認識した。ただし、完全に過去の自分に戻ることはできない。
そんなことを考えたあと、深呼吸して、澄んだ夜、体に取り込み帰路に着く。