現実Frommの逃走

人に伝える技術を高めるために色々やってみてます。

小説

自由研究

私がまだ小学生だった頃、他の小学生達と同じように夏が好きだった。少し肥満気味の現在では少し考えづらいことであるが、そう記憶しているのだからそうなのだろう。夏は暑くてやる気が削がれてしまう。そこは、小学生の私も同じであって、夏休みの宿題を最…

伝わりようのない主張

論理的でありさえすれば、主張は必ず通る。なんてことを思って生きている人はどれくらいいるのだろうか。 少なくとも私は違う。 むしろ、論理的でない方が伝わることもある。論理的であるとは一般、抽象化することであり、内容が複雑になれば同じように複雑…

優しい優子の一生

優子はドジで間抜けです。さらに、記憶力もよくありません。しかし、優しく真面目だったので、嫌われることはなくみんなから愛される存在でした。 記憶力が悪いといっても優子は家が都市から離れた場所にあり、住みやすい町だったことぐらいは覚えています。…